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給湯器の本体価格の金額差と性能差について簡単に説明する

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給湯器のカタログを見ていて「この機種とこの機種の何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?

片方は20万円、そしてもう片方は30万円…。「安ければ安いに越したことはないんだけど、間違った給湯器を買って後悔はしたくない。でもそれぞれの違い、金額差の本質がどこにあるのかが分からない」という人は少なくありません。

そこで今回は、給湯器の修理業務に携わっている私が「給湯器の本体価格の金額差、性能差はどこで生まれているのか」について、誰にでも分かりやすく簡単に説明します。

給湯器の交換、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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給湯器の本体価格の金額差、性能差はどこで生まれているのか

 

まずは基本的な部分からになりますが、給湯器に限らず機械全般は「高性能なものほど価格が高い」と言えます。テレビで言えば4Kよりも8Kなど高画質なモノの方が高くなり、パソコンなら処理速度が速いモノの方が価格が高いというような感じです。

それを給湯器に表すと「お湯を作る能力が高い機種ほど本体価格が高い」「お湯張り機能を始めとする付加機能が多い機種ほど本体価格が高い」ということになります。

 

お湯を作る能力が高い機種ほど本体価格が高い

 

お湯を作る能力というのは1分間に作れるお湯の量などに関係してくるのですが、設置するお家の大きさや使用するご家族の人数などによって、大きく分けて3パターンほど存在します。

ガス給湯器で言えば〇〇号という数字に該当するのがこれで、一般家庭向けは「16号、20号、24号」の3パターンです。一方で石油給湯器は4万キロと3万キロの2パターン、電気温水器はタンク容量の大小や各メーカーによって数パターン用意されています。

 

当然ながら「燃焼能力が高い給湯器ほど本体価格は高くなる」ので、ここは各家庭の環境に応じて選択してもらえればと思います。

一応メーカーでは「1人暮らし=16号、2人=20号、それ以上=24号」という分かりやすい指標を用意してくれていますが、これに従う必要はありません。そもそも4人家族でも16号の給湯器を使用しているご家庭はたくさん存在します。

そして寒い地域と暖かい地域を比較しても「水をどれくらい温めなければいけないか」という部分が大きく変わってくるので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。

 

個人的には「今まで使っていた機種と同タイプの物でいいのでは?」と思っており、そのうえで「今までだと誰かがお風呂を沸かしている時に台所でお湯を使うと湯量が少なくて不便だった」等の不満点がある場合のみ、アップグレードを検討すればいいのではないかと思います。

それに号数を1段階引き上げたところで、その差に気付けるかどうかもまた微妙です。「燃焼能力が高い方が無難だけど、ぶっちゃけ16号も20号もそこまで大きな差を実感しないという人が大多数なのではないか?」というのが私の素直な感想になります。

 

関連記事ガス給湯器の号数の違いで何が変わるのかを簡単に説明する

関連記事石油給湯器の燃焼能力「4万キロと3万キロの違い」って何?

 

お湯張り機能を始めとする付加機能が多い機種ほど本体価格が高い

 

給湯器には「お湯だけ出せるタイプ、お湯を出すのとお風呂を追い炊き出来るタイプ、お湯を出すのと追い炊きの他にお湯張りも出来るタイプ」など、様々なタイプが存在します。

自分の家で使っているタイプ以外はピンと来ないという読者の方も多そうですが、厨房なんかに取り付けられている給湯器にはお風呂関連の機能は不要であることの方が多く「単にお湯を出すだけの給湯器と、お風呂を沸かす機能を持った給湯器が同じ値段のわけがない」という、非常に単純な理由から金額差が生まれているというだけです。

 

上記画像にもある「高温水供給式給湯器」は、人によっては「普通に追い炊き、お湯張り出来ればいいので全く不要」と考えるはず。そうであれば「追い炊き機能、お湯はり機能を持っている給湯器を選ぶ」というのがベストです。

最新機種は非常に細かい機能が付いていて、何も分からない人や新築住宅にはハイスペックな機種が選択されることが多いですが、「給湯器は必要最低限の機能があればいい」と考えているユーザーであれば、追い炊き機能の有無、お湯はり機能の有無だけを押さえておけばいいと思います。

 

直圧式と貯湯式(石油給湯器ユーザーのみ)

  • 直圧式:お湯を必要とした時(蛇口をひねった時など)に瞬間的にお湯を作るタイプ
  • 貯湯式:給湯器内部のタンクに常にお湯を作っておくタイプ

石油給湯器においては、更に「直圧式か貯湯式か」という2つの選択肢があります(ガス給湯器は基本的に直圧式、電気温水器やエコキュートは基本的に貯湯式)。結論から言うと、直圧式の方が金額は遥かに高いです。

ただし直圧式と貯湯式に関しては、金額差以上にそれぞれの機種が持つ特性の方に影響が大きく、場合によっては「いくらユーザーが望んでも直圧式(または貯湯式)の方が絶対にいい」というケースが存在するので注意しましょう。

 

例えば地下水を利用している場合であれば、腐食に強い貯湯式の方がおすすめです。あとは壁掛けタイプを希望する場合は必然的に直圧式となります。

これに関しても、基本的には「今までと同様のタイプを選択する」ということをおすすめしますし、不満がある場合のみ業者の人に「〇〇に変更したらどうなりますか?」と相談してみるのがいいでしょう。

関連記事石油給湯器は大きく分けて2種類!直圧式と貯湯式の違いについて説明する

 

給湯器を金額だけで選ぶのは愚策

 

給湯器のカタログを見たり、工務店やホームセンターのチラシを見ていると「給湯器ってこんなに安いの!?」という金額が掲載されていることが少なくありません。

しかし「給湯器は最低限の機能があればいい」と思っている人ほど、ご自身にとっての最低限が意外と高い水準にあったりして、購入後にトラブルに発展してしまうケースも散見されます。

 

私も中古車を購入する時に「最低限の機能があればいい(=そこそこ走れればいい)」と考えていたものの、値段的にも気に入った車にエアコンが付いていなかったりして、自分の最低基準と業者の方が思う最低基準に大きな隔たりがあることを実感しました。

詳しい人なら仕様票などを見て判断できると思いますが、そのような自信がないという人は金額だけで判断しないことを強くおすすめします。

 

給湯器の購入対策の具体例

 

給湯器に詳しい人はそこまでいないので、多くの人が興味を持つ部分は「本体価格、値段」が入り口になると思います。前項では「金額だけで判断しない方がいい」と注意喚起しましたが、入り口は金額でも問題ありません。

では具体的にどうするかと言うと、気になった業者に対して「この給湯器に興味があるんですけど、我が家にも取り付けられるか現場を見てもらえませんか?」と聞けばいいです。

 

現場調査のことを現調といいますが、給湯器は本体を購入して終わりではなく、その後の取付け作業も必要になってきます。本体価格が安くても、取付作業料が上乗せされたら全然安くないというケースが多いにあり得るので、給湯器の購入を検討する際は絶対に取付作業担当者に現調してもらいましょう。

(「商品1円で送料が馬鹿みたいに高い」みたいな通販の例もあるので、最終的な金額を書面で出してもらうことを絶対におすすめします。)

 

併せて現調に費用が発生するかどうかも聞いておくといいでしょう。購入を検討しているお客さん相手なので、お金を取らないという業者も少なくありませんが、基本的には「人を呼ぶ=費用が発生する」と考えるのが無難です。

業者によっては「出張料を頂きますが、もし当社で交換してもらえることになれば、その分の金額は差し引きして着手させていただきます」というスタイルの可能性もあり、全部の業者が完全無料で見積もりをしてくれるわけではないので注意してください。

 

そして実際に現場を見てもらった際に「この機種をここに取り付けられますか?」「機能面で不便になりそうなことはないですか?」「この機種を取り付けてもらうとしたら金額はいくらで、工事日はいつ頃になりそうですか?」と聞けばOK。

もしここであなたが選んだ機種が「お湯はり機能がない/追い炊き機能がない」という理由から安いのだとして、実際に今使っている給湯器にはその機能があるんだとすれば、普通の業者の人なら「この機種に変更するとお湯はり機能が無くなって不便になっちゃいますけど、それでもいいですか?」と聞いてくれるはず。

必要に応じて「じゃあ今の機種と似たような機種になると幾らになりますか?」と聞けば、工賃込みの最終的な金額を知ることができるでしょう。

 

作業料は担当者の考え方、どこまで作業するかによって大きく変わる

 

先ほども軽く触れましたが、カタログや広告に掲載されている給湯器の価格は本体価格であり、取付作業料は別で発生するのが普通です。

本来なら取付作業料込みで価格表示すれば親切かとは思うのですが、現場によって作業のしやすさ、使われている部材の種類、取付場所近辺の配管の劣化具合などに違いがあって、一律〇〇円と表記するのは難しいと言わざるを得ません。

 

そして10年以上が経ったお家などの場合だと、給湯器周りの配管が劣化していて、場合によっては「もしかすると数年後にポキッと折れてしまいそうな気配がする」というケースも出てくるでしょう。

そういう場合は、給湯器の交換作業の際にそこも一緒に交換してあげることが理想だとは思いますが、そこの判断基準は人それぞれです。折れそうだと判断して交換前提で見積もりを出す人もいれば、腐食は確認したうえで「これならまだ大丈夫」と判断して交換しない内容で見積もりを出す人もいます。中には「腐食があったことすら見つけられなかった」という人もいるかもしれません。

こうなってくると「給湯器の交換費用は安ければ安いほどいい」とは限らないということが理解できることと思います。

 

まとめ

給湯器のトータルの値段は「本体価格+取付作業料」であり、安さだけで判断すると痛い目に遭う可能性があるため注意

本体の価格差は「性能の違い」であり、少しでも安くしたい場合は今まで使用していた機種を基準に、ダウングレードを検討した方が無難

取付作業料は担当者の考え方、どこまで交換・手直しするかの判断にもよるため、工事着手前に詳細を記載した見積書を貰うといい

 

お金に困っている状況で、少しでも倹約したいという場合においても「安すぎる給湯器の本体価格に釣られて飛びつく」という行為は危険すぎるので、あくまで「今まで使用していた機種の現行型を基準に考える」ということをすれば失敗は少なくなります。

基本的に「本体価格が高いものほど優秀な性能」であることは間違いないのですが、私が見てきた限りではそこまで給湯器に求めているユーザーは極めて少ないと思っているので、今まで使ってきた給湯器に不満があったかどうかを基準に選定して、最終的な見積書を出してもらうという方法がおすすめです。

 

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