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「給湯器(ボイラー)の保険って入る価値があるの?」に答える

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色んな製品には保険という制度が存在します。最近はスマホなんかでも加入時に説明されたりしますよね。

もちろん万が一の時のために加入する物なので「入っておいた方がいい」あるいは「入らなくても良かった」というのは、総じて結果論になります。

 

そして何より胡散臭いと思いませんか?私は保険の勧誘なんかをされると「この契約を取ることで、この営業マンの個人成績に反映されるから、この人は必死に私を説得しようとしてるんでしょ?」って思ったりもします。

 

今回は、そんな私のように保険を胡散臭いと考えてしまうような人にも自信を持っておすすめしたい「給湯器の保険」についてのお話です。

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給湯器の保険とは

※私の実家の給湯器がノーリツ製のものなので、ノーリツの保険プランを例に紹介します。

上記が安心プランSと呼ばれる給湯器の保険内容です。

該当する機種と希望年数に応じた金額を払うことで、修理にかかる一切の費用(部品代、出張料、作業料)が発生しないという内容です。

 

ただし幾つかの例外があって「地下水は対象外」とか「端末機器は含まれません」などが、下の方に小さく書かれてますね。

個人的にはこの保険は、非常に優秀なシステムだと思っています。

 

保険をおすすめする理由

1回でも修理をすれば元が取れる

給湯器の修理をしたことがある人はわかるかと思いますが、1回でも修理をすれば結構な金額が発生します。

 

部品が必要なかったとしても出張料と作業料で1万円弱くらいにはなりますし、部品を1点でも交換すればどんなに安くても15000円~20000円くらいにはなるでしょう。

 

契約年数の5年と7年については料金もそこまで高くないので、1回でも修理をすれば元が取れるということになります。

万が一の保険の話をしていて、あまり元が取れるという表現はしたくないのですが、一応「損はしない」という1つの指標です。

 

修理しなくても満了点検がある

加入した保険を使わないと損なのかどうなのかという話はさておき、契約期間内に1度も故障しないというケースも当然ながら考えられます。

しかしこんな場合でも「満了点検」というものが存在し、契約期間が終わる頃に無料で点検が受けられるという恩恵があるんです。これが結構嬉しい制度なんですよ。

 

もちろん点検するのはメーカーサービスのプロですし、その業者の立場になってもらったら分かると思うのですが「もしこのお客さんが契約期間を過ぎた直後に機械が壊れたらどんな気持ちになるだろう」というのが必ずよぎります。

 

極端な話をすると、点検した直後に壊れてしまったのでは「じゃあ何のための点検なの?」というトラブルになるので、ちょっとでも劣化が見て取れる部品は交換する可能性が高いということです。

 

正直言って、点検時点で不具合の出ている部分に関しては見抜けますが、7年を超えた機械に関しては見た目でいつ壊れるかの判断は非常に難しいので、もしその機械に「〇〇が壊れやすい」というデータがあるんだとすれば、その部品は保証期間内に交換してくれる可能性が高いでしょう。

 

※満了前点検は10年プランのみです。

 

保険の注意点

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対象外がそれなりにある

お客さんの使用方法、整備不良

給湯器外の不具合

地下水や災害

期間内の修理費用が無料とは謳っていますが、それはあくまで原則であり、対象外になる項目も少なくありません。

 

例えば「お風呂のお湯がぬるい」という依頼で訪問し、その原因がお客さんのフィルター掃除不足だった場合などは料金が発生しますし、説明書にちゃんと書いてあるようなこと(例えば停電後にふろ湯量が狂うことがありますみたいなこと)も料金が発生します。

 

他には「シャワーのお湯がぬるい」という依頼で訪問し、シャワーのサーモ部分が悪くて機械は正常だったなど、機器本体に原因がなかった場合も原則は出張点検料が発生します。

あとは地下水使用の場合、落雷などの災害で壊れた場合も保証されていません。

 

1番多い勘違いとしては「暖房給湯器の保険に入っていて、ファンヒータの不具合が発生してしまった場合」です。

暖房給湯器に不具合があれば保険の対象になりますが、暖房端末の不具合は保証されていないので注意しましょう。

 

加入は1年(BL品は2年)以内に行わなければならない

機器本体には1年間の保証期間があります。BL品であれば2年です。

普通に考えたら分かることですが、保険はこの期間内に加入しなくてはなりません。

 

私の場合は給湯器を販売したら、お客さんに保険の内容をもれなく説明することにしていますが、中には「あー、そういうのいらない」と内容を聞かずに怪訝そうに断る方もいます(逆の立場なら私もそうかも)。

 

そんな時には後々になって「保険があるなんて聞いてなかった!」と言われないように、パンフレットだけお渡ししているのですが「保証期間内であればいつでも加入できますので」と一言添えています。

 

給湯器を購入した直後は金銭的に余裕がないお客さんも多く、保証期間が過ぎたあたりでふと保険の話を思い出すという人も少なくないみたいです。

 

まとめ

給湯器の保険は優秀な内容である

個人的なおすすめは10年で、5年にはあまり価値がない

給湯器の保険は充実した内容なので、検討している人は加入した方がいいと思います。

 

ちなみに当社では、この保険を契約してきたからといってボーナスが出たり査定に響いたりということは無く、私がおすすめする理由は「本当にいいものだと思うから」です。

 

一応、修理する立場の人間から言わせてもらうと、縁があって給湯器を取り付けさせてもらった現場に修理で行くのって嫌なんですよ。

それも耐用年数に満たない状態で「お金がかかります」なんて、言いにくいこと山の如しです。

テレビなど多くの家電と違って給湯器は今や生活必需品ですから、万が一に備えておくという心構えも必要かもしれませんね。

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