もし「給湯器のリモコンにエラー番号が出ている」「お湯が使えなくなった」とお困りの場合、多くの人は「給湯器を修理したい」と考えると思いますが、中には「給湯器が壊れた場合って、どこに連絡すればいいの?」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
給湯器の製造メーカー?ハウスメーカー?水道屋さん?ガス屋さん?
このページでは、給湯器の修理業務に携わっている修理のプロでもある私が「給湯器の修理依頼はどこにするのがいいのか?」その詳細と連絡先について、詳しくご説明します。
本当にその症状が故障なのかどうか
まず確認しておきたいのが、給湯器の故障だと感じたその症状は、本当に給湯器の故障なのかどうかという点です。
私の経験上、多いのは「エラーは無いがお風呂がぬるい」「エラーは無いがシャワーがぬるい」「エラー111で火が全く付かない」などは、全部が全部給湯器の故障ではないことが多いですね。
まずは修理を依頼する前に、取扱説明書の後ろの方に記載されている「故障かと思ったら?」という欄を見てみてください。
もしお客さん自身でどうにかできるエラー番号だったり、簡単に直せそうな不具合であればそこに記載されているはずなので、修理依頼をする前に確認しておきましょう。
参考故障かと思ったらまずチェック!!給湯器の修理を依頼する前に知っておきたいこと
その給湯器が自分の所有物かどうか
続いて確認しておきたいのが「その壊れてしまった給湯器が、ご自身の所有物であるかどうか」についてです。
ご自身で建てた(あるいは購入した)お家に取り付けられている給湯器なのか、賃貸物件に取り付けられている給湯器なのかによって、連絡先は大きく変わってきます。
もし賃貸住宅にお住まいだという方は、自分で修理業者を手配するのではなく、大家さんや住宅管理会社を通して修理業者を手配してもらった方がいいでしょう。
詳しくは下記のリンク先に書いていますので、賃貸物件に住んでいるという方は下記の記事をご覧ください。
参考損をしない為に「賃貸物件で給湯器を修理する時(故障した時)にどうすればいいのか」を説明する
大まかな依頼先の紹介とメリット・デメリット
ではここからは「自分が所有している給湯器が壊れてしまって困っている」という方に向けて、どこに修理依頼の連絡をすればいいのかについて解説していきます。
ハウスメーカー
地元の設備屋さん(取り付けてもらった業者)
給湯器の製造メーカー
依頼する場所は大きく分けて上記の3種類となります。
始めに言っておきますが、どこに連絡をしたとしても実際に修理にくる人間は「メーカーによって認められているサービス店のスタッフ(メーカーサービス)」です。
直接そこに連絡をした方が話は早いのですが、話が早いばかりがメリットと言えるほど単純な構図ではありません。
それぞれに頼んだ場合のメリット・デメリットがあるので、以下ではそれらについて詳しく解説していきますね。
ハウスメーカー
お家を建てて10年以内という場合は、この選択肢を取る人が多い
早い段階での故障などであれば、味方として頼もしい存在となる
新築のお家(特にお家を建ててから10年いないの現場)では、ハウスメーカーに連絡するという人が非常に多いです。
お家を建てるにあたってやりとりした相手ですから「連絡先がわからない」ということもないでしょうし、大抵の人は「良くできた営業マンだったから、その人から家を買った」と思うので、お家のことで何か困ったことがあったら全てハウスメーカーに一任しているという人も少なくありません。
ハウスメーカーに依頼するメリット
クレーム事項の場合に、ハウスメーカーが味方になってくれることがある
お客さんにとっては窓口が1つで済む
ハウスメーカーの多くは、給湯器メーカーに対して「お前の所の給湯器を使ってやっている」という立場であり、給湯器メーカーに対して強く意見できる立場の所が多いです。
もし「早い段階で給湯器が壊れてしまって納得できない!」というような場合に、ハウスメーカーには直接的な責任こそないものの「そんなに早く壊れるような機械を選定してしまった」という間接的な責任が生じます。
そんな時に、もしハウスメーカーのチカラで「無料で修理してもらえることになりました/部品代を無料にさせたので、作業料だけお願いします」という結果が出せれば、お客さん自身も喜びますし、ハウスメーカーとしてもお客さんに良い顔ができるというわけです。
そうするためには何をするかというと、ハウスメーカーが給湯器メーカーに対して「こんなに早く壊れるんじゃ、もうおたくとの取引を縮小するしかない」というようなことを言えば、あとはもうイチコロです。
給湯器メーカーは「今回の件は何とかしますんで、勘弁してくださいよー」となります(なることが多いです)。
ちょっと嫌な話ですが、お客さんご本人がいくら怒って「もうあなたの所の給湯器は使わない!」と声を荒げたところで、給湯器メーカーはそこまで重く受け止めません。
しかし、それが「大量に自社製品を使ってくれているハウスメーカーとなれば話が変わってくる」という、汚い話があるのも事実なんですよね。
このように「給湯器が早く壊れてしまって不満だ」などの意見がある場合は、ハウスメーカーを通して連絡することで、同じ立場に立ってメーカーに対して文句を言ってくれる味方が増えるかもしれません。
あとは「給湯器はここ、ガスコンロはここ、キッチンはここ、外壁はここ」というように、自分で業者を選定して選ばなくても「お家のことならハウスメーカーに連絡すればOK」という単純な考えでいられるというのも、大きなメリットではないかと思います。
ちなみに給湯器の寿命は「7年~10年」です。
参考給湯器(家庭用ボイラー)の寿命が20年だと思っている人に驚きの真実を教えます
ハウスメーカーに依頼するデメリット
修理完了までの日数がかかることが多い
本来であれば2万円で済んだような修理が、2万円で済まないことが多い
ハウスメーカーに修理依頼をすると「ハウスメーカー→メーカーサービス」へと連絡がいき、ここで初めてメーカーサービスの会社からお客さんに対して「修理の日程調整」が行われることとなります。
そしてその日程通りにメーカーサービスに属している私のような人間が修理訪問させていただき、給湯器の不具合の内容を見て、故障個所の説明などを行うわけです。
もしあなたが給湯器を修理するとなれば、事前に修理金額がいくらかかるかは知っておきたいですよね?そこでメーカーサービスは「見積書を出す」と言います。
お客さんとしては「お湯が使えないような状況で見積もりなんか待ってられないから、口頭でいいから金額を教えてくれればいいのに」と思うことでしょう。
しかし、メーカーサービスにとってはハウスメーカーがお客さんであり、目の前のあなたはお客さんのお客さんです。間に入っているお客さんを蔑ろにして、お客さんのお客さんと直接やり取りすることは、多くの場合で認められていません。
修理依頼を受けた形式が「あなた→ハウスメーカー→メーカーサービス」なら、金額提示についても「メーカーサービス→ハウスメーカー→あなた」としなくてはならないというのが、この業界の決まり事なんですよね。
もちろん事前に「修理金額のうんぬんは直接お客さんとやり取りしてくれ」と言われている場合は話が早いのですが、多くの場合で「20000円の修理料金なら、ハウスメーカーが手数料を乗せて24000円くらいにして請求する」なんてことが普通です。
修理をする私のような人間からすると「自分で20000円で請求した金額にいくら乗っかってるかは想像もできない」ため、むやみに「このくらいだろう」と勝手に語ることが許されないという感じです。
そして見積もりを出すにしても、ハウスメーカーには土日は営業していて平日休みの日が多く、もしメーカーサービスが見積もりを送った日にハウスメーカーが休みであれば、それだけでお客さんへの金額の連絡が1日遅れることになってしまいます。
地元の設備屋さん
お家を建ててから1度でも給湯器を買い替えているという人は、この選択肢を選ぶ人が多い
給湯器が寿命を迎えていて、買い替えるしかないという場合に話が早い
新築現場ではハウスメーカーに依頼する人が多かったのに対し、お家を建ててから1度でも給湯器を交換したことがあるという人は、地元の設備屋さん(以前に給湯器を取り付けてくれた業者)に連絡する人が多いです。
例えば隣近所との付き合いが非常に盛んな地域に住んでいるような人であれば、街の何でも屋さんみたいな存在の人がいると思います。そういう人は「給湯器だけじゃなくてトイレとかキッチンとかお風呂、とにかく水回りで困ったらここ!」という感じで依頼している人も少なくありません。
あとは給湯器を取り付けた際に、給湯器本体にステッカーを貼っていく業者もいますし、ガス給湯器を使っている場合なら、定期点検をしてくれるガス会社の人に依頼するというパターンも。
地元の設備屋さんに依頼するメリット
クレーム事項の場合に、ハウスメーカーが設備屋さんが味方になってくれることがある
買い替えなきゃいけないという場合に話が早い
ハウスメーカーのメリット部分と被りますが、ここもやはり設備屋さんがお客さんの味方をしてくれる可能性があるというのが最大限のメリットです。
ただ、その設備屋さんがどれだけの力を持っているのかによって、給湯器メーカーの態度が変わるのも1つの事実で、力を持っている設備屋さんならいいのですが、力の無い設備屋さんだとこの恩恵は受けられないでしょう。
ハウスメーカーともなれば、どんなに小さくてもハウスメーカーなので、それなりに力を持っている会社ばかりです。しかし小さい設備屋さんは本当に小さいので、メーカーからすると「お客さん本人にクレームを言われているのと大差ない」となってしまうことも考えられます。
ちなみに、その地域最大のガス会社(都市ガスを提供している会社)は基本的に強いです。
あとは、給湯器の耐用年数は7年~10年なのですが、既に部品が取れない機種に関しては「修理できない」ということが起こります。このような場合に、設備屋さんに依頼していた場合なら見積提示から工事までトントン拍子で進むのではないでしょうか。
ちなみにメーカーを呼ぶと「部品がない部分なので修理できません」という診断をしてもらうだけでも5000円前後の出張点検料が発生するので、そういう人は最初から設備屋さんなどに連絡して買い替えを検討した方が無難です。
参考「出張点検料が発生するなんて聞いていなかった!」というクレームについて
地元の設備屋さんに依頼するデメリット
修理完了までの日数がかかることが多い
本来であれば2万円で済んだような修理が、2万円で済まないことが多い
デメリットについては、ハウスメーカーと大体同じような感じです。
少しハウスメーカーに比べて厄介なのが、設備屋さんの場合の多くは実際に現場を見に来ることが多いという部分でしょうか。
お客さんから直接依頼された設備屋さんも、さすがに自分で現場を見ないでメーカーサービスに丸投げするというのに罪悪感があるのか、多くの場合で「設備屋さんが実際に現場を見て、状況によってはお客さんに買い替え案内をし、それでもお客さんが修理の意向が強ければそこで初めてメーカーに依頼する」という流れが見られます。
こうすることで、実際に修理訪問するまでに日数がかかる可能性が出てくるんですよね(とは言っても1日そこらの微々たる差ではありますが)。
あとは修理費用でマージンを取られることが多く、どれぐらい乗せているのかはその設備屋さんによって変わってくるとは思いますが「実際に現場を見に来ている」というような場合には、出張料もろもろ加算されていると見るべきでしょう。
給湯器の製造メーカー
修理ができる唯一の業者
手数料などが一切なく、直通で頼める修理業者
みなさんは車やテレビが壊れた時、どこに持って行きますか?買ったところに持っていくという人もいますが、多くの場合で製造メーカーがよぎるのではないかと思います。
トヨタ車ならトヨタのディーラー、ソニーのテレビならソニーのコンタクトセンターなど…。給湯器の場合において、それらに該当するのが「給湯器の製造メーカー」です。
上の方にも書きましたが、ハウスメーカーだろうが設備屋さんだろうが、どこに連絡しても修理をするという場合は最終的にはここに連絡がきますし、多くの「知り合いの設備屋さんもいなければ、ハウスメーカーとも特に付き合いがない」という人はここに連絡すると良いでしょう。
ちなみに各メーカーの連絡先は、以下の通りです。
連絡先一覧
ノーリツ:0120-911-026(携帯電話の場合は0570-064-910)
リンナイ:0120-054-321(携帯電話の場合は0570-550-258)
パロマ :0120-193-860
パーパス:0120-260-884(携帯電話の場合は03-5682-4545)
コロナ :0120-919-302(携帯電話の場合は0570-550-992)
給湯器の製造メーカーに依頼するメリット
中間マージンなどが発生しない正規の料金で修理できる
修理にかかる日数は最短であることが多い
完全な休みがほとんどない
どこに連絡しても、基本的には給湯器の製造メーカーのコンタクトセンターに連絡がいき、そこから各都道府県にあるメーカーサービスに連絡がいきます。
厳密に言えば、メーカーサービスはメーカーの人間じゃありません。メーカーに依頼されて、修理業務を請け負っている1つの会社を指します。
イメージとしては、NHKの集金人はNHKの社員じゃないじゃないですか?それに近いような感じですかね(イメージがあまり良くなくなっちゃうけど)。
ここに直接依頼するということは、間に入る業者などが一切いないので、日程調整や金銭のやり取りについて「お客さんご本人と修理する人間が、直接やり取りできるためスムーズになりやすい」というメリットが生まれます。
ただ、上の方で「修理にかかる日数は最短であることが多い」と書きました。あえて「修理にかかる日数は最短になる」と断言しなかったのには理由があります。
もしハウスメーカーや力を持った設備屋が間に入っていて「一刻も早く修理しろ!」と騒ぎ立てたとしたら、その場合が1番最短になるケースが多いからです。
給湯器の部品交換をする場合は、部品を注文して到着してから再訪問して部品交換をするというのが通常の修理の流れです。物流にもタイミングがあり、例えば午後の2時に修理会社の倉庫に部品が届くという納期が出ているのであれば、通常は次の日以降に修理の日程をお客さんに提案します。
もしこれが、間にハウスメーカーなどが入っていて大騒ぎしている場合、部品が届くタイミングで会社から部品を回収して修理訪問するというケースもあるんです。文字通り本当に最短で行う場合ですね。
多くの場合は、間に別の業者が入ることでスムーズにいかないケースの方が圧倒的に多いですが、このようなケースも稀にあるので、覚えておいて損はないでしょう。
それから、メーカーサービスの場合は土日も当番制で勤務していることがほとんどで、当社の場合は元旦以外は誰かしら仕事をしているので、当日訪問できるかどうかは別にしても、元旦以外であれば連休中だろうが何だろうが、何かしらのリアクションはできると思います。
給湯器の製造メーカーに依頼するデメリット
呼ぶだけでも出張点検料が発生する
原則として忖度などは無し
基本的には出張料無料を謳っている業者のほとんどが、別の名目で出張料をしっかり取っていることが多いんですけど、それを知らない人にとってはトラブルになりやすいのが出張点検料の類です。
メーカーサービスを呼べば、その修理業者が家に来ただけで出張料が発生し、給湯器の症状を確認して不具合の内容をお客さんに説明した時点で点検診断料が発生します。
この出張料と点検診断料が、大体5000円前後になることが多いですね。
もし部品が取れない機械で「もう修理できない」と告げられるだけのことに5000円です。中には「ただ来て、もう部品が取れませんって言うだけのことで5000円も取るのか!」と怒るお客さんもいます。
そういう人は、耐用年数を超えている給湯器なら最初から修理しようなどとは考えずに、安い業者で給湯器を買い替えた方がいいでしょう。
それから、給湯器には原則として1年(BL品なら2年)の保証期間が付いてきますが、もしこれを超えて修理が必要となった場合、原則としては有償修理になります。
耐用年数が7年~10年というような物が3年で壊れたというのであれば、確かに早くには壊れていますが、だからと言ってタダになるということはなく、原則として修理にはお金がかかります。
そしてメーカーサービスの立場としては、いくらお客さんに文句を言われようが「お金を払ってもらえるなら全力で直すし、お金を払う気がないならこちらも直す気はありません」という毅然とした態度を取るでしょう。
こんな時に、ハウスメーカーなどが味方に付いていれば大騒ぎしてくれるので、修理料金が安くなるケースも少なくありません(以前と比べればだいぶ減ってはきていますが、まだまだあるという印象です)。
この時に何が起こっているかというと、お客さんが修理料金の不満をハウスメーカーに言うことで、ハウスメーカーがその不満を製造メーカーの営業担当者にぶつけます。
そして製造メーカーが折れれば、製造メーカーの営業からメーカーサービスに連絡がいき「○○さんの現場の修理料金なんだけど、こっちに請求上げてくれる?」というカタチになってるんです。
メーカーサービスとしては、本来であればお客さんご本人から貰う修理料金を代わりに製造メーカーから貰えることになるので、痛くもかゆくもないというわけですね。
とは言え私たちも人間なので、いくら保証期間が1年とは言っても、1年と1日しか経っていない給湯器を有償修理にするなんてことは通常ありません(少なくとも私は誤魔化せるなら誤魔化します)。
これがじゃあ1ヶ月なら?半年なら?となっていくと、どこかにボーダーが生まれるということになりますが、ハウスメーカーは5年以内などで騒ぎ立てることも珍しくないのに対し、私たちは3年以上経過しているものは有償修理でブレないです。
もちろん内部の部品によっては保証期間が長いものもあるので、そういう場合は例外ですが、基本的には「間に業者がいないと、メーカーサービスは費用に関してブレにくい傾向が強い」と言えるでしょう。
プロが教える「給湯器の修理依頼はどこにするのがいいのか?」
「早い時期に壊れてしまった」「あまりにも故障が多い」など、正当なクレームがある場合はハウスメーカーや設置してくれた業者など、色んな業者を巻き込むのがいいです(「今まで使えていたものが壊れて気分が悪い」とかじゃダメですよ)。
逆に、壊れてもおかしくないような時期に差し掛かっている年数で、買い替えよりも修理する意思が強い場合は、メーカーサービスに直接依頼するのがいいでしょう。こうすることで、いたずらに修理費用が高くなることを防ぐことができます。
個人的には10年前後にもなるような給湯器であれば、もう修理するのは諦めて買い替えの方向で考えた方がいいのではないかと思いますが、仮に買い替えを検討しているとしてもメーカーサービスに修理依頼をしてしまうと出張点検料が発生するので注意してください。
たまに10年オーバーの給湯器の故障でも、部品交換が不要で簡単に直るケースもあります。ただし、そうじゃなくても最低5000円ほどの出張点検料が発生するので、それに納得できないという人なら修理依頼をするのではなく、買い替え見積もり・交換見積もりを貰うのが得策です。
よく、これらの修理料金についてのカラクリを説明するうえで「中間マージンを取っている」という言い方をすると、多くの人は「修理するわけでもないのに、なんで本来のお金より多く払わなきゃいけないの」と考える人も少なくありません。
しかし言い方を変えれば、多くのお客さんは自分で修理業者を手配せずに「ハウスメーカーや設備屋さんに丸投げして、修理を手配してもらった」という考え方もできるので、個人的な意見としては手数料のようなものを取られるのも仕方ないのではないかという考えです。
損をしたくない場合は、まずメーカーに電話。メーカーの番号は説明書にも記載されているでしょうし、メーカー名でググればすぐに出てきます。
ちなみにここの業者は、手配すれば出張点検料がかかるので、納得したうえで連絡するようにしてください(メーカーで保証している内容の場合はこの限りではありません)。
連絡先一覧
ノーリツ:0120-911-026(携帯電話の場合は0570-064-910)
リンナイ:0120-054-321(携帯電話の場合は0570-550-258)
パロマ :0120-193-860
パーパス:0120-260-884(携帯電話の場合は03-5682-4545)
コロナ :0120-919-302(携帯電話の場合は0570-550-992)
で、ここに連絡して来てもらった業者の言うことが、もし納得できないような内容だった時は、その文句をハウスメーカーや設置業者にぶちまけるというのもいいでしょう。
ただしその場合、メーカーサービスに「他の業者に頼むから、あなたはもう帰って!」と言っても、他の業者から連絡がいくのは、先ほどあなたが追い返した人だったりもするので注意してください。
言い方としては、目の前のメーカーサービスには「ちょっと他の人に相談してみます」とだけ言い、あとでハウスメーカーや設置業者に「故障したから直接メーカーに電話しちゃったんだけど、なんとかならないか?」と相談してみるのがいいのではないでしょうか。
まとめ
メーカーに直接連絡するのが、1番手っ取り早くて分かりやすい
メーカーの連絡先は取扱説明書などにしっかり記載されている
メーカーサービスとの間に業者を置くと、中間マージンを取られる可能性はあるが、それに見合うだけの活躍をしてくれるかも
個人的には、メーカーに連絡するのが1番賢い方法なんじゃないかと思います。
こっちとしても間に業者が入っていると、修理費用をお客さんに説明するだけでも手間がかかるので、直接やり取りできた方がありがたいですね。
ただし、間に入った業者がいたせいで(いたおかげで)、お客さんが結果的に得をしたというケースも山ほど見てきたので、これに関してはケースバイケースと言わざるを得ません。
なので、とりあえずメーカーに依頼してみて、もし納得できない感じだったら「ハウスメーカーや設置業者を巻き込んで、味方につけることができないかどうかを画策してみる」というのが、1番得をするケースではないかと思います。
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