お風呂掃除は欠かさず毎日行っているという人が多いと思いますが、意外と「循環フィルターを外してブラシ掃除する」という部分は怠っている人が多いです。
そして「追い炊き配管内の掃除」までお手入れが行き届いているという人は、ほとんどいません。これについては90%以上の人が、注意が足りていないのではないでしょうか。
「給湯器に配管クリーン機能があるかどうか/入浴剤を使用しているか/お風呂の水は毎日取り換えているか」などの要素に左右されるので、一概に言うことは難しいものの、多くのご家庭で「追い炊き配管内には雑菌が繁殖している」というケースがあります。
本記事では「お風呂配管、追い炊き配管のお手入れ方法」について解説していきますので、追い炊き配管を掃除したことが無かったという人は、ぜひ参考にしてください。
お風呂配管、追い炊き配管のお手入れ方法
給湯器の配管クリーン機能を使う
給湯器の機種によっては「ふろ配管クリーン」呼ばれる機能が搭載されています。
これは「浴槽を抜いたタイミングで給湯器から風呂配管内にお湯を流し、追い炊き配管内に残っている汚い残り湯を押し出してくれる」というものです。
残り湯に含まれる雑菌は入浴直後に増えるのではなく、時間経過で爆発的に増殖すると言われているので、その残り湯を配管内から押し出すことによって「知らない間に追い炊き配管内で雑菌が増殖している」ということを防いでくれます。
上位機種の場合だと「熱めのお湯を流す」ということで、ある程度の殺菌効果にも期待できるようになっていますが、当然ながら沸騰するような温度のお湯ではないので過度な期待は禁物です。
しかし、実際に「配管クリーン機能を使っているご家庭とそうでないご家庭を比較すると、汚れの程度は圧倒的に違いがある」ので、少しでも追い炊き配管を清潔に保ちたいのであれば、この機能は極めて有効と言えるでしょう。
市販されている薬剤を使用する
入浴剤を普段から使用している人、それからお風呂の水を毎日交換していないという人は、定期的に「薬剤を使った配管洗浄」をおすすめします。Amazon、楽天でも取り扱われていますし、近所のホームセンターやドラッグストアで手に入るような簡単な物でOKです。
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主な使い方としては、浴槽内の循環口が埋まるくらいまで浴槽に水を貯め、薬剤を水に溶かして追い炊きをするという簡単作業なので、誰でも簡単にできると思います。
薬剤そのもののお値段も決して高くないですし、これを定期的にやることによって「配管詰まり、ポンプ詰まり」などのリスクを抑えられるので、これまでに全くやっていなかったという方は1~3ヶ月に1度くらいのペースでも結構なので、ぜひやってみてください。
追い炊き配管の手入れを怠るとどうなる?
人間が入るわけですから、まっさらの状態でも雑菌がゼロということはないにしろ、追い炊き配管に残っている残り湯に潜む雑菌というのは非常に多いです。
ちょっと例えとしては気持ち悪いですが、イメージ的には「そのあたりの泥水をバケツ一杯に汲んできて、プールに捨てる」というイメージでしょうか。
プール全体で見ればバケツ一杯程度の汚い水は、そこまで大きな影響がないような気がするものの、あまり気分の良いものではないですよね?
特にお風呂の残り湯に限って言えば、入っている時間よりも「全員がお風呂から上がった後のぬるいお湯の中で爆発的に雑菌が増殖する」という背景があるので、配管クリーン機能が無い場合だと追い炊き配管内で雑菌が増殖しまくっている可能性が高いです。
そこに入浴剤の成分などが沈殿、固着していたりすると、そこを拠点にしてヘドロが形成され、それがさらにひどくなってくると追い炊き配管の詰まりや給湯器のポンプを故障させる原因にもなりかねません。
ポンプは安くても交換費用が20000円近くすることが多いので、それが自分の手入れ不足によって引き起こしてしまった被害だと考えると…なんだか大きく損をしてしまったような気がしませんか?
第一には「清潔なお風呂に入ること」、そのうえで給湯器の故障などを防止するという意味でも、定期的な追い炊き配管のメンテナンスをおすすめします。
年に1回くらいはプロに依頼するのもおすすめ
弊社では配管クリーニング作業ということで、薬剤洗浄が5000円、水圧&薬剤洗浄で20000円という価格設定でチラシ配布をしていますが、結構な数の依頼を頂きます。
大体どこの給湯器メーカーに依頼しても似たような金額でやってくれるのではないかと思いますが、年に1回程度でもいいので、プロにしっかりと配管を洗ってもらうのがおすすめです。
確かに給湯器の配管洗浄機能でもある程度までは清潔に出来るのですが、これだと「汚れたお皿にお湯をかけているだけ」なので、湯垢などの汚れを落とすことは難しいでしょう。
一方でジャバなどの薬品を使用していれば、配管内の除菌をすることは可能になりますが、ヘドロの中心部の雑菌まで退治できるかどうかには疑問が残ります。
湯垢などの汚れ、ヘドロ等の雑菌などの問題を同時に解決するには、やはりプロにお願いするのが無難です。近所の設備屋さん、水道屋さんでも結構ですし、給湯器メーカーに依頼しても構いません。あとは専門のおそうじ業者でもOKです。
需要自体は年末の大掃除に合わせて増える傾向がありますが、年末だとかなり立て込むので、それ以外の時期に済ませておいた方がいいでしょう(年末なら込んでいる代わりにキャンペーンをしているかも)。
「追い炊き配管のメンテナンスに興味があるけど、どこに依頼すればいいか分からない」という人には、おそうじ本舗の追い炊き配管クリーニングサービスがおすすめです。
おそうじ本舗は全国47都道府県のすべてで活動をしている清掃業者なので、どこに住んでいても関係なく依頼することができます。追い炊き配管除菌クリーニングにかかる費用は23000円(税抜き)です。
23000円と言われるとちょっと高いような気もしますが「泡を発生させて洗浄する」ので、給湯器や追い炊き配管に無理な水圧をかけることなく洗浄することが出来ます。
水圧をかけて洗浄する場合、もし給湯器が古ければパイプの繋ぎ目から水漏れしてしまうリスクなどもあり、そのようなリスクなく配管洗浄が行えるというのが大きなメリットです。
1年に1回の大掃除のタイミングでもいいですし、「入浴剤は使ってないし、お風呂の水も毎日取り換えているし、給湯器の配管クリーン機能も使っている」という場合は、2年~3年に1回のペースでも結構です。
普段は滅多に洗浄できない追い炊き配管を、気に留めてみてください。
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まとめ
追い炊き配管のメンテナンスは、プロに任せた方が安心
給湯器を長持ちさせるためにユーザーが出来ることには限りがあります。そのうちの1つが「追い炊き配管のお手入れ」なのですが、これが出来ていないご家庭は非常に多いです。
給湯器を長持ちさせるためにも有効ですし、なにより綺麗なお風呂に入る為にも、ぜひ追い炊き配管のお手入れに気を遣ってみてください。
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