修理料金 業界裏話

トイレ、水道配管などの水回りのトラブルに関する注意喚起と対策

投稿日:

リンク広告

トイレ、水道配管などの修理に関するトラブルが多発!_ ぼったくられない為の注意喚起と対策

 

Twitterを見ていたら、水道業者の詐欺に関するツイートが流れてきました。

正直、業者側の言い分が見えてこないので、普段は業者側の立場にある私が「それは間違いなく詐欺ですね」と言うわけにもいかず、かと言って詐欺じゃないという証明もできず。

実際にそのような詐欺が横行しているらしいという情報も調べました。

その上で、金額面はもちろん、水道業者に修理を依頼するうえで注意してほしいこと、知っておいてほしいことについてまとめました。

興味のある方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

スポンサーリンク

アドセンス

バズっていたtweetがこちら


私は普段、給湯器やトイレなどの水回りのメンテナンス業に従事していますが、この手の話はよく聞きます。ただ、業者にも色々ありますし、お客さんも色々です。

お客さんが「高かったから詐欺だ!」と声を上げた場合、「確かにそうだよな」と感じることもあれば「いくら何でもそれは業者が可哀想」と感じるケースも。

色んなパターンを考えて、とりあえず知っておいてほしいことや注意すべき点を以下にまとめます。

 

修理業者の立場から思うこと

ぼったくりは確かに存在する

 

水道修理業者が実際に発生した経費を必要以上に水増しするタイプのぼったくりは、間違いなく存在します。

具体的な名前は避けますが、例えば「元スポーツ選手を広告塔にして、全国ネットでCMをバンバン流している水道業者」が、その辺の水道業者と比べて作業料が安いわけがありません。

これはぼったくりというよりは、CM広告費などの経費を修理料金に含めているというカラクリによるものです。

関連記事「クラシアンは安い?それとも高い?」に答える

 

なぜ経費を水増しするぼったくりがまかり通るかと言うと、水道配管は経年劣化が見込まれる部分になるので、お客さん自身で正確な判断がしにくいという部分が大きいです。

業者の人に「単純な水漏れのように見えるかもしれませんが、これは結構おおごとになってます」と言われれば、「そうなんですか」としか言えない人が多いはずですから。

また、ぼったくる気持ちが一切なくても、現場によっては「今はちょっとした水漏れだけど、想像以上に配管全体が傷んでいるから、完全に直すためには大規模な修繕作業になる」というケースも結構あります。

 

1箇所の水漏れに対し、どこまで修繕作業をするかというのはサービスマン個々の判断に委ねられていることが多く、最低限の修理で済ませる人もいれば、「最低限の修理だとまたすぐ呼ばれそうだ」と判断して、少し広範囲に渡って修繕作業する人もいます。

実際にこのような仕事に従事していると、良かれと思って最低限の修理で済ませても、別部分とはいえ故障が続いてしまった時に「また同じ症状になってるんだけど、前回ちゃんと直したんですか?」と不信感を持たれてしまうことが多く、経験豊富なサービスマンほどあらゆる可能性を考えて対応するケースが多いです。

このように「現場を診断する業者(個人単位)によっても見積もりが変わることが珍しくないので、一般のお客さんがぼったくりかどうかを判断するのは難しい」という背景も絡んでいるのでしょう。

 

どこからがぼったくり?

 

今回の件のツイートで言えば「最初に修理費用15万円と言われたものが、別の業者に頼んだら5千円で済んだ(パッキンの交換のみ)」という背景があります。確かにこの例で言えば、ぼったくりだと感じてしまうお客さんがほとんどでしょうし、私もその可能性が高いように感じました。

じゃあこれが業者Aだと3万円、業者Bだと5千円という見積もりだったらどうでしょう。同じく「業者Aはぼったくりだ!」と言われてしまうのでしょうか。

 

この手の話になると、私はよく「車のブレーキランプ」の例を出します。

例えば自家用車の左のブレーキランプが付かなくなり、業者に頼んでランプを交換してもらう場合、左のブレーキランプだけを交換するのが優良業者じゃないと思うんです。

「左のランプだけ交換しても、またすぐ右のランプが切れてしまうことが予想されるので、一緒に交換した方がいいと思うのですが、どうされますか?」と、お客さんに対して提案・打診するのが正解じゃないかと思っています。

 

ただ、もし単純にランプが寿命を迎えたというだけの話ではなく、その周辺で配線が腐食している等の問題があった場合はどうでしょう。多くの人は「じゃあ腐食している部分も一緒に修理して」となるんじゃないかと思います。

この場合、切れてしまったランプだけを交換するよりも修理費用は高くなっていますが、多くの人はぼったくりだとは感じないのではないでしょうか。金額的なこともそうですが、1番重要なのは「発生する修繕費用について納得のいく説明があったかどうか」じゃないかと思うんです。

 

話を戻します。

修理のベテランサービスマンが「このままだとこっちからも水漏れしてくる可能性が高いから、今漏れている部分だけじゃなくて、ここから修繕した方がいい」という判断をした場合、最低限の修理をするよりも見積もりは高くなってしまいます。

もし、別の業者が「パッキンを交換すれば大丈夫です」というのは、単にその先の腐食具合を見抜けなかっただけの可能性はないでしょうか。

 

「15万円と5千円を比べて、5千円が正規の金額だ」と感じてしまうのは普通だと思います。普通というよりは「なぜ15万円もの修理費用が発生するかという説明が不足していて、お客さんと信頼関係が築けなかった」というのが本質だと思いますが…。

説明が不足するのは技量に乏しいか、あるいはちゃんとした理由が用意できていない(騙そうとしている)可能性が出てきます。いずれにしても、だからと言って金額的に安い方が正しいと盲目的になってしまうのはリスクがあると思うので、以下で紹介していることに注意してください。

 

ぼったくりに遭わないためには…?

複数社から見積もりを貰うのが鉄則

 

ぼったくりに遭わないための最強かつ基本的な対策は、複数社から修理見積もりを貰うことです。そして、しっかりと実際の現場を診てもらいましょう。

水漏れだと「早く直してもらわないと…」という気持ちが先行して焦ってしまいがちですが、それを業者はよく理解しています。弱みに付け込まれないためには、焦りを見せずに「複数社から見積もりを貰って検討します」という感じで、どっしり構えておきましょう。

 

ちなみに来てくれた業者の前で「他の業者から見積もりを貰うというのは失礼に当たらないだろうか?」と考えるユーザーもいるようですが、それは考えなくていいです。

こっちとしても「話が早い」くらいに思うだけで、失礼だと思うことは一切ありません。

 

もし焦り過ぎたあまり、つい早急に対応してくれる業者(最初に依頼した業者)に見積もりをお願いし、提示された金額で「どこに頼んでも似たようなものだろうし、一刻も早くお願いしよう!」となってしまったのであれば、その業者が当たりかハズレかを見極めるのは難しいです。

これは「ワインを飲まされて、それが高いワインか安いワインか当ててみろ」と言われているようなものだと思ってください。

 

一方で、2社から見積もりを貰った場合。こちらは「2本のワインのうち、どちらが高いワインか当ててみろ」と言われるようなイメージです。さっきのに比べたら、こちらの方が難易度が低い(ハズレを引きにくい)と思いませんか?

もしそこで双方に金額の差があった場合、なぜこんなに金額の差が生まれるのかについて、見積もりをくれた業者に電話でもいいので質問してみるといいでしょう。納得のできる答えが返ってくるかどうかで、修理を依頼するかどうかを決めてみてはいかがでしょうか。

 

【注意点】

水道業者の全てが見積もり無料とは限りません。それをあえて無料にしている業者がいるというだけで、決して「出張料=無料とは限らない」ので、事前に電話などで出張料や見積もりが無料かどうかを確認しておくことを強くおすすめします。

 

インターネットを始めとする「広告」による被害が増えている

暮らしのレスキューサービス「サービスごとの相談件数」

 

相談内容をみてみると、「スマートフォンで検索をして一番上に表示された業者に依頼をした」「ポスティングのチラシで見た業者に依頼をした」という人がトラブルに遭っているケースがみられます。

政府広報オンライン

 

私も当ブログにて以前に言及したことがあるのですが、インターネットで業者を探すという場合、そこに頼りきりになるのではなく、あくまで1つの選択肢に留めておいた方がいいです。

冷蔵庫に貼れるタイプのマグネット広告を配っている業者もいますが、こちらもトラブルが多いようなので、複数社から見積もりを貰ううちの1社くらいの距離感に留めておくといいでしょう。

関連記事水道業者を比較サイトやランキングサイトで選んではいけない理由

 

修理業者からのお願い

 

修理業者からというか、私個人からのお願いです。「発生する費用だけで、ぼったくりだとは言わないでほしい」と思っています。

今回取り上げさせてもらったtweet、リプ欄を見ていたら「呼ぶだけで3000円取られた」とか「1万もしない蛇口交換に6万円取られた」とか、色々な意見が飛び交っていました。

そこで少し思う部分があったので、少し書かせていただきます。

 

出張料、診断料を請求するのは、ぼったくり?

呼ぶだけで3000円と言いますが、会社から近い現場ならまだしも「車両を使って現場に向かい、現場の実際の状況を確認して、それを修繕するのに必要な費用を算出して提案する」という、いわば専門業務です。

実際に現場にいたのが30分未満だとしても、そこに行くまで30分以上かかっていたら、1時間は働いているわけです。お客さんが「見るだけでお金を取るのはぼったくりだ!(出張料、点検診断料は払いたくない)」ということは、現場に見に来た業者に対して「タダで働け」というのと同じになります(細かいかもしれませんが、車両のガソリン代なども発生しています)。

 

ちなみに弊社では、会社のある市内では2500円、市外の現場は3000円の出張料を頂いていますが、ぼったくりをしているという意識は一切ありません。

確かに出張料無料を謳っている業者は多いですが、あくまで「本来有料のモノを他業者との差別化で無料にします」というものであって、出張料や診断料が無料で然るべきという考え方はしないで欲しいのです。

関連記事「出張料なんか払いたくない!」という人は意外と多い

 

「1万もしない蛇口交換に6万円取られた」は、ぼったくり?

created by Rinker
TOTO
¥14,681 (2020/10/23 10:02:55時点 Amazon調べ-詳細)

 

「1万もしない蛇口交換に6万円の交換費用が発生した」という事実を業者側から考えると、「水栓そのもの以外の部分で費用が必要だったのでは?」としか言えず、実際どうだったのかは分からないものの、正当な理由を付けるのにはやや厳しい印象を受けました。

ただしこれをぼったくりだと言ってしまえば、じゃあ「2万もしない蛇口交換に5万円取られた」もぼったくりになりませんか?

 

ちなみに弊社の場合はどうなのか、現場状況にもよりますが一例を挙げます。

  • 水栓本体:18000円
  • 作業工料:15000円
  • 配管手直しの部材費:5000円
  • 出張料:3000円
  • 消費税を入れた合計額:45100円

 

45100円は人によっては5万円と言われてしまうでしょうし、正直言ってこれくらいの費用は珍しくありません。

きっと「商品が2万円以下で手に入るのに、それ以外の部分で商品より高いのが納得できない」ということなんだと思います。私も500円の商品を買って、その送料で1500円取られるのは嫌です(だから購入を見送る場合がほとんど)。

 

ハッキリ言ってシャワー水栓やウォシュレットの類は、自分で交換できる人からすれば「業者に頼めば、高いお金を取られる」と感じるでしょう。そういう人は自分で交換すればいいのです。

自家用車をお持ちの方で車検費用が高いと思うのであれば、ユーザー車検という選択肢もあります。自分でやれば5万円程度、ディーラーに頼めば10万円というのは、私の中ではぼったくりだとは思いません。

 

面倒なこと、自分でやるのは難しいことをプロに依頼すれば、それ相応の費用は発生するものなので、自分が出来ないことの技術料に対して、高い・安いを言うのはナンセンスのような気がします。

同じプロに依頼したのに、A社とB社で金額差が開くというのであれば、その両者から「なぜ、この費用になったのか」を聞けばいいです。そして、納得できる説明をしてくれた方に依頼しましょう。

 

まとめ

ぼったくられないためには複数社からの見積もりを比較・検討しよう

 

「最初は5万円と言っていたものが、いざ請求書を見てみたら10万円だった」というような話は、業者の説明不足ということで詐欺やぼったくりだと言われても仕方がないと思います。

しかし、お客さん個々の価値観でぼったくりかそうでないかを決められてしまうと、優良業者がぼったくりと呼ばれてしまう恐れも誘発してしまうでしょう。

被害に遭わないためには、まずは冷静さを失わないことです。具体的には「1社で即決するのではなく、2社3社を比較し、検討すること」です。

 

アドセンス

アドセンス

関連記事

-修理料金, 業界裏話

Copyright© プロが教える住宅設備のあれこれ , 2020 All Rights Reserved.