ありがたいことに当ブログには、読者様からご質問をいただくことがあります。
先日も「今使っている給湯器を壊れるまで使った場合にデメリットってあるんですか?」という内容のご質問をメールでいただきました。
返事を書いて送ろうとしたのですが、なぜか送信エラーが出てしまい、私の受信ボックスに舞い戻ってきてしまったので、この場で答えたいと思います。
今回のテーマは「給湯器を壊れるまで使うことのデメリット|壊れる前に交換した方がいいの?」です。
実際に寄せられたご質問
灯油の給湯、暖房ボイラーですが、壊れるまで使うことによるデメリット何かありますか。もちろん不便になりますが、それ以外でありますか。
こちらは、実際に寄せられたご質問の質問部分のみを抜粋したものです。
ご質問者様は灯油の給湯暖房機をご使用されていて、壊れるまで使おうと考えているようです。「壊れた場合に一切使えなくなってしまう(不便になってしまう)こと以外に、何かデメリットはありますか?」というご質問でした。
給湯器を壊れるまで使うことのデメリット=特に無し
実際に私が用意した回答
●●さん、ご質問メールありがとうございます。ブログ「プロが教える住宅設備のあれこれ」
さて、ご質問にあった「
しいて挙げれば、「不完全燃焼や黒煙などの症状があった時に、
暖房もちゃんとした不凍液で運用しているのであれば、
返事が遅れてしまって申し訳ありませんでした。
全く使えなくなる期間が発生すること以外は特筆すべきことは無い
私が見てきた限り、給湯器が実際に壊れてから買い替えを進めるお客さんがほぼ100%です。
ごくまれに「そろそろ限界だろうから、給湯器本体の交換をお願いしたい」という依頼をいただくこともありますが、依頼数1000件に1件くらいでしょうか。とにかく「まだ使えている給湯器を新しい物に交換する」というケースは、まずありません。
そして、完全に壊れてしまってから交換を検討するという場合、一部例外を除いては「使用できなくなる期間が発生してしまう」ということ以外にデメリットもないです。
給湯器に限らず、パソコンにしても車にしても、壊れてしまってから買うのでは使えない期間が発生するのは当たり前なので、それをデメリットと言えるのかどうかも分かりませんが…。
デメリットが発生するかもしれない一部の例外
故障の前兆で「黒煙」があった場合に、二次被害が想定される
軽微な「水漏れ」があった場合に、水道料金の無駄が発生する
「もしデメリットがあるとしたら」というテイで進めますが、基本的には上記のようなパターンです。
「使えてはいるんだけど〇〇の症状があって、そろそろ使えなくなるような気配を感じる」という場合にのみ、もしかしたら早く交換しないと二次被害があるかもしれません。
「お湯は出るけど黒煙が出ている」とかなら、騙し騙し使えば使うほど外壁が汚れてしまうでしょうし、水漏れしながら使っているという現状があるなら、水道料金が無駄に増えてしまうことが想定されるでしょう。
暖房水漏れがあるという場合も、設置場所によってはお家の中を汚してしまったり、フローリングなどを腐食させてしまうかもしれないです。
いずれにしても特にこのような不具合が見られず、単純に年数の問題だけで「そろそろ交換した方がいいよなぁ」という感じで思い立ったのであれば、壊れるまで使用することのデメリットは一切ありません。
そして、壊れる前に交換するという判断が出来るお客さんもほとんどいないです。
まとめ
給湯器や暖房機は完全に壊れてから交換する人がほぼ100%
「例え1日や2日でも、お湯や暖房が使えなくなったら困る」という場合は、完全に壊れてしまう前に交換を検討してもいいかもしれませんが、もしかしたらこの先まだまだ使えるかもしれない可能性を捨てるのって、なんだか勇気が要りますよね。
たしかに給湯器の寿命は7年~10年と言われていますが、10年で必ず壊れるというものでもないので、この先もしかして5年くらい使える可能性もゼロじゃないわけで…。
いずれにしても、私個人としては「壊れてからの交換」で全然いいと思います。壊れた時のことを考えて情報を集めておくと、なお良しです。
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給湯器の寿命は10年ではなく、7年~10年というのが修理のプロの見解です
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