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追い炊き時にポンプの音がうるさい場合は呼び水不足の可能性あり

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お風呂の追い炊きをした時だけ、給湯器本体の中から大きな音(異音)が聞こえるという場合、もしかすると故障ではなく「呼び水不足によってポンプが空回りしているだけ」という可能性があります。

 

もしそうだとしたら、簡単な調整だけで直る症状であるにも関わらず、発生する異音の大きさは非常に大きなものなので、使用者からすると大きく不安を煽られるような音に聞こえてしまうでしょう。

 

もちろん「呼び水不足=お風呂の温度が沸き上がらない」ということになるので、お風呂がしっかりと沸き上がるという場合はこの限りではありませんが、以下では「追い炊き時に大きな音が発生する原因は、単純に呼び水不足かもしれない」というテーマで、その詳しい症状と原因、対策方法についてご紹介したいと思います。

 

石油給湯器の標準タイプと呼ばれる「お湯張り機能が無くて追い炊きしかできない」という機種をお使いの方に向けた記事です。

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呼び水とは?

 

呼び水とは、浴槽と給湯器を繋いでいる配管内に残っている水のことです。

ちょっと不衛生に感じてしまうかもしれませんが、お風呂の栓を抜いて浴槽を丁寧に掃除したとしても、配管の中で雑菌が溜まってしまう可能性があるのは、この残り湯が原因となっているケースが多いですね。

(ただし最近の機種には配管クリーニング機能がある機種も増えてきており、そういう機種であれば呼び水そのものを綺麗な水で流すことも可能です)

 

お風呂を追い炊きする時は、給湯器のポンプが動いてお風呂と給湯器の間のお湯を循環させることになるのですが、もしこの水が何らかの原因で抜けてしまうと、配管内に空気が入ってしまってポンプが空回りしてしまうことになります。

ふろ自動機能(お湯張り機能)があるのであれば呼び水の有無は関係ありませんが、もしお湯張り機能が無くて、蛇口でお風呂のお湯を貯めているという場合は、この呼び水不足が原因でポンプの音が大きくなっているかもしれません。

関連記事冬や寒い時期によく起こる給湯器、暖房機の故障内容まとめ

 

呼び水が不足すると音が大きくなる理由

 

ところであなたは、お風呂の残り湯を洗濯に利用したことってありますか?

それを汲み上げるポンプがあるのですが、このポンプは水の中にあれば比較的マイルドな音になるものの、水が無い状況で空回りさせると大きくて不快な音になると思います。呼び水が不足してしまうと、これと同じ現象になるんですよね。

 

本来水で満たされている場所で動くことを前提としているポンプは、空気が入って空回りすると音が大きくなってしまいます(空気で空回りするから音はしないように感じるかもしれませんが、それは誤りです)。

 

呼び水不足になってしまう原因

配管内に漏れがある

 

単純に「配管内に穴が空いていて、呼び水がそこから逃げてしまった」というケースが考えられます。

この場合の多くは「浴槽に貯めている水が少しずつ減っていく/お風呂の循環口からポコポコ気泡が出てくる」などの別症状も発生することが多いです。

 

凍結予防が働き、配管内の水を全部吐き出してしまった場合

  • 冬期間に発生
  • お湯張り機能が無い
  • 浴槽のお湯は最後の人が抜いている

上記の条件に該当する場合は、単純に仕様上の不具合である可能性が高く、簡単に対処できる可能性があります。

 

例えば、お風呂に最後に入った人がお湯を抜くというルールがあるご家庭の場合、もし夜中に給湯器の凍結予防が働いてしまうと、お風呂のポンプが動作して呼び水を全部吐き出してしまうことに繋がります。

すると、翌日に蛇口でお風呂にお湯を貯めて追い炊きボタンを押しても、配管の中は空気で満たされている状態になっているので、ポンプが空回りして大きな異音を発生させてしまうというメカニズムです。

 

もちろん凍結予防が働くという前提があるので、比較的寒い地域に住んでいる場合や、お風呂の水を抜いているという状況がなければ、これが原因で異音に繋がることは考えにくいですが、これらの条件に当てはまる場合の大多数は呼び水不足である可能性が高いと言っていいでしょう。

 

呼び水不足の対策法と解消法

お風呂の水を抜くのはお風呂を沸かす直前

 

お風呂配管の凍結予防は、ポンプが動いて水流を作るという仕組みです(水は同じところに留まっていると凍りやすいですが、動きがあると凍りにくくなるため)。

そのため、浴槽にお湯(あるいは水)が入っていれば、凍結予防でポンプが動いてもグルグル回るだけですが、もし浴槽内に水が無ければ吐き出すばかりになってしまいます。

 

こうなってしまうと配管内の呼び水が無くなって、配管内に空気が入ってしまうことになるので、浴槽内に水がない時に凍結予防が動作してしまうというリスクを限りなく低くしなくてはなりません。

そのためには「お風呂を沸かす直前にお湯を捨て、てきぱきと掃除を済ませてすぐさまお湯を貯める」という方法が有効です。

ちなみに凍結予防は機種にもよりますが、大体2℃以下で動作することが多いので、それくらいの気温にならないような地域にお住まいの方はこの限りではありません。

 

呼び水作業を行う

 

原因は「配管内にあるべき水が抜けて空気が入ってしまったこと」ですから、再び配管内を水で満たしてやれば中の空気が抜け、正常な状態に戻ることが予想されます。

方法としては給湯器本体から水を送る方法と、循環口から水を送る方法がありますが、使用者が実際にやりやすいのは後者です。

 

その際は「浴槽内の循環フィルターと循環金具を外し、シャワーヘッドを外した状態でそこにあてがい水を送る」という方法がシンプルでやりやすいでしょう。

ただし、循環金具の種類によってどこまで外すかなどは変わってきますし、金具がビス止めされている場合にビスを紛失してしまうミスなどに注意しなくてはなりません。

ご自身で行う際は、あくまで自己責任でお願いします。

当社であれば出張料と作業料で5000円~8000円程度の料金となります。

 

まとめ

お湯張り機能がない給湯器においてポンプの異音が気になったら呼び水不足かも

呼び水不足なら再び呼び水を入れてやれば直る可能性が高い

呼び水不足になるのを避けるには、冬期間はなるべく浴槽内に水を入れておこう

 

最近はお湯張り機能を有する給湯器が増えてきたので、呼び水不足のせいでポンプに異音が発生するケースは少なくなってきたように思います。

実際に呼び水不足が原因で発生する異音であれば症状としては大したことはないのですが、知らない人が聞くとびっくりしてしまうほどの異音であるため、不安に感じてしまうケースも多そうです。

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