このページではノーリツ製ボイラー(給湯器、暖房機)のエラー800、803について、考えられる内容を解説していきます。
ここで紹介する事例はあくまで「このような内容であることが考えられる」というものであり、絶対にそうだというわけではありませんのでご了承ください。
また、機器内部の水漏れが原因で部品およびその周辺の電装部などを腐食させている場合は、何のエラーが出てもおかしくないため、これについては説明を割愛しています。
エラー内容
- E-800:オイルセンサ作動(給湯器)
- E-803:オイルセンサ作動(暖房機)
E-800とE-803というのは油漏れを検知する部品が出すエラーで、基本的には「油が漏れている=危険」という判断を下し、一切の点火動作ができなくなる症状となっています。
給湯器本体を目の前にして床面が濡れていることが確認できないほどの微量漏れだとしても作動しますし、未熟なサービスマンが修理した後でエラーが出てしまうケースも。
考えられる不具合の内容
- オイルセンサ自体の不具合
- 油漏れ
他の安全装置類とは違って、オイルセンサ自体が壊れるケースというのはほとんどありません。あるとすれば、水がかかってしまって電装部やコネクタが腐食しているというケースくらいです。
原因のほとんどが電磁ポンプや油通路からのオイル漏れであり、別の部品を修理した直後であれば修理業者の確認ミスによる場合もあります(ただしこの場合は、当然ですが原則としてお金は掛かりません)。
もし修理時のヒューマンエラーによるエラーであれば、それを直すのに掛かった作業料や部品代を請求されることはないと思いますが、もし修理直後にE-800やE-803が発生したという場合は、担当のサービスマンにちゃんとした説明を求めましょう。
対処方法
基本的にはお客様自身で対応できることはありません。
ただし電源の入り切りで使えるようになるという場合であれば、基盤の不具合かコネクタの接触不良などが予想され、油が漏れている状態であるということは考えにくいので、そのまま使っても問題ありません(ただしすぐに使用できなくなると思います)。
油が漏れている状態であれば、1度センサーが反応したら自然復旧することはないので、早急に修理依頼することをオススメします。
修理金額の目安
オイルセンサ自体は1000円前後の安い部品なのですが、他の部品からオイル漏れしていることが根本的な原因になるので、そいつを取り除いてやる必要があります。
どこから漏れているかにもよりますが、多いのはバーナーや電磁ポンプなどです。バーナーも電磁ポンプも決して安い部品ではありませんので、修理費用は工賃・出張料込みで軽く20000円は超えてくると思います。
あとはパイプなどにピンホールが空いていて、オイルセンサの電装コネクタなどを腐食させている場合についても、水漏れを直したうえでオイルセンサ自体の交換も必要になることが予想されるため、高額修理になってしまう可能性があります。
[st-midasibox title=”ノーリツ製の給湯器エラーコード一覧” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
ノーリツ製の給湯器・ボイラー・暖房機のエラーコード一覧まとめ
[/st-midasibox]
コメント