給湯器などを修理する仕事をしています。
つい先日、何気なく「給湯器 交換」でググったら「給湯器を交換するならココ!」という記事が出てきました。
まぁこれくらいなら疑問に思わないのですが、更に見ていくと「給湯器交換業者を徹底比較!」みたいな記事が出てきたんですよ。
その方がどのような情報を使ってそのような記事を書いたのかは存じ上げませんが、もしこのような給湯器交換業者の比較サイトを見て、給湯器の交換を検討しているという人がいたら、まずはこの記事を読んでもらいたいです。
ここでは「給湯器交換業者の比較サイトを見る前に見て欲しい裏情報」ということで、給湯器の交換を検討している方で、インターネットで業者を探している人が損をしない為の有益な情報を書いていきたいと思います。
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Contents
そもそも業者を比較することは可能なのか
みなさん、好きなものや頻繁に使うものって比較できますよね?
女性の方なら化粧品なんかで自分と相性の良いものはわかっていると思うので「これ良いよ!」って言えるんじゃないかと思います。
私も仕事柄、人のお家の裏にある給湯器を修理したりするので「虫よけスプレー」なんかは山ほど使いますから、大体どれの効果が強くてどれの効果が薄いのかっていうのは比較できます。
じゃあ給湯器業者で「ここ良い業者だよ」って言っている人がいたとして、その言葉に信憑性のある人ってどれくらいいると思いますか?
私は毎日のように給湯器を修理する仕事をしていますが、もしお客さんに「修理はやめて買い替えをしたいんだけど、どこか良い業者知らない?」って聞かれたとして答えられません。
なぜなら「自分のとこ以外の業者の料金とか力量を知らないから」です。
もし業者Aが良いというだけであれば、業者Aに実際に頼んだ人が「良くやってくれたなぁ」と感じたらそう言えると思います。
ただ業者AとBを比較するとなると、これは簡単なことではありません。
これができるとなると、色んな集合住宅を持っている大家さんとか、お家に3台も4台も給湯器が付いているというような人でなければ検証できないでしょう。
給湯器の交換業者の比較サイトで見るべきところ
注意深く観察して貰えれば分かるんですけど、当たり障りのないことしか書いてないはずです。私はこれを「占い商法」と呼んでいます。
「A型の貴方は…」みたいなことを言われて「すごーい!当たってるー!」という人の多くは、おそらく「B型の貴方は…」と言われても納得するのではないでしょうか。
例えば…。
24時間/365日対応
業界最安値
累計施工実績○○件
安心できて信頼できる業者
などなど。
今時、24時間/365日対応なんてのは当たり前で、これもその時点で受け付けてくれるというわけではなく「メールとかFAXくれれば翌日に折り返すよ」っていう業者も、自信満々に24時間/365日対応みたいに書いているので、このご時世ではあまり意味ないです。
そして累計施工実績が仮に2万件だったとして、それって多いの?少ないの?
1個8000円のオカリナは高いの?安いの?
しかも実際に何かをどう比較したというわけでもなく、言葉を選ばずにいうなら「公式ページからアピールポイントをただ引っ張ってきた情報を並べて、上から順番に番号を振っただけのサイト」であることが多いです。
ちゃんと比較してますか?ただ順番に並べてるだけじゃないですか?
ランキングは注目度が桁違い
多くの人はブログやサイトを見る側の人間だと思います。
私は見る側の人間であると同時に書く側の人間でもあるので、書く側にしか分からないような情報も沢山持っています。
例えば、私が車好きを公言するブログを運営していたとして、実はTOYOTAの社員だったとしましょうか。
ここでランキングを作るなら、迷わずTOYOTA車を上位に置くでしょう。こんなのが日常茶飯事です。
もし私が小さな設備屋をやっていたとしたら「給湯器の交換はここ!」という感じで自分の設備屋をおすすめしますね。
同時に「これまで使ったアイライナーのレビュー比較」みたいな記事を書いたとするじゃないですか?
すると、そのブログ記事を読んだ化粧品会社の人から「ウチの商品を紹介してもらって、もしあなたのブログから売れたら1個につき1000円支払いますけどいかがですか?」みたいなメールがくることがあります。
じゃあどうなるかって言うと、まぁ使用感を正直に書く人もいるでしょうし、売れたら1000円入るからランキング1位にする人もいるでしょうし…。この辺は人によりけりですね。
ただ、運営する側にとって何かしらのメリットがないと、そんな役立つ情報を流したりはしません。
私はブログに仕事で使っている情報を載せており、読んでくれている人に有益な情報を与えたいという使命感が40%と「みんなが見てくれれば広告収入が得られる」という気持ち60%でこのブログを運営しています。
みんなに見てもらうためには、他のサイトやブログよりもより詳しい情報を書いていかないといけないので、必死に良い情報を出すように心掛けているんです。
ちなみに全然儲かってません。だれか助けて。
当ブログで取りあげた業者
クラシアン
当ブログでは「クラシアン」という水道業者をピックアップした記事を書いたことがあります。
これについては「クラシアンがおすすめですよー」というわけではなく、確か「元金メダリストを使って全国CMを流しているような業者が料金的に安いわけがない」みたいな記事を書きました。
ちなみにクラシアンのスタッフの方の仕事ぶりを見たわけではないので、その辺の悪口のようなものは書いていないはずです(書いていないと思います)。
クリーンライフ
水道トラブルに対応してくれるクリーンライフという会社です。こちらも紹介記事を書きました。
ただ、こちらも私自身が利用したというわけではなく、公式ページを見て私が思ったことを素直に書きました。
実際に見たわけでないので比較できるような対象にはなっていません。
サムネイルの男性が非常に爽やかで好印象だったので、好意的な記事になっているはずです。
参考水回りの不具合に困ったら水道トラブル専門店【クリーンライフ】へ
いえすと
このブログで「給湯器を買うならここ!」という感じでアピールしているのが、こちらの「いえすと」です。
実際に私がいえすとで給湯器を取り付けたというわけではありませんが、内容を見て明らかに他と違う部分が幾つかあったので、ここと決めて紹介しています。
80%以上の値引き
10年間のW保証
安い理由がハッキリしている
ちなみに私がいえすとを評価している理由は上記の3点です。
当社で販売している金額よりも大幅に安いようなお店って「有り得ないような部分で手を抜いていたり、部材を使い回して節約している」ってことがあるんですけど、いえすとでは商品保証だけじゃなくて工事保証が付いているので、恐らく下手な仕事はしないです。
そして「関西や関東エリアの一部(言ったらお金になりそうな地域)」でしか活動しないという部分にも、安くできる理由がハッキリしているので、ネット業者の中でも信頼できるんじゃないかと思って紹介しています。
私の住んでいるエリアでいえすとが活動していたら、私自身も間違いなくここに依頼すると考えているので、自信をもって紹介しています。
なので、もし私が給湯器の交換ができる業者でランキング記事を書くなら「1位:いえすと」のみのランキングとなるでしょう。
参考関東エリア・関西エリアで給湯器の交換をするなら「いえすと」が激安!!
まとめ
比較サイトを参考にするのもいいけど、ちゃんと比較しているかどうかを見ること
例えば本屋さんなんかでも、ランキングのところに「売れている本じゃなくて売りたい本を1位にすると、それが売れる」という話を聞いたことがあります。
それくらいランキングとか比較っていうのは、知らないうちに心を揺さぶられるんです。
みなさんも好きな食べ物とかでランキング記事を書くことを想像してみてください。
「これがいいよ!」という記事は正直に書きやすくても、順位を決めろって言われたら難しくないですか?
脱毛サロンランキングみたいな記事を書くと儲かるんですよ。
でも、脱毛サロンでランキングが組めるほど通いつめなきゃいけない人って、どんな人なんでしょうかね。チューバッカ?
いずれにしても、単に儲けたい考えだけの何の情報もない比較サイトに足元をすくわれないように注意してください。